転職にはリスクがつきものですが、ある一定は軽減・回避することができます。
どんなリスクを考慮しないといけないのか、それらをどのように対処するかをまとめました。
転職活動中の方は面接の前にチェックしてみてください。
リスクにどう対処するか
エン・ジャパン株式会社が約1万人に対しておこなったアンケート「「転職のリスク」意識調査」結果から、転職によるリスクを確認し、各リスクへの対処方法について解説していきます。
転職リスクを確認する
転職リスクのトップ3は以下の結果でした。
- 思っていた仕事内容と違う(66%)
- 転職先がすぐに見つからない(53%)
- 人間関係がうまく築けない(47%)
これらの転職リスクは入社前に確認することで、リスクを低減することができるものが多く含まれています。
転職リスクを軽減する対処方法
各項目を5つにグルーピングしてみました。それぞれの項目ごとに転職リスクを軽減するための対処方法を解説していきます。
年代別の要素を各項目に入れる
転職活動中の転職リスク
転職先がすぐに見つからない
リスクを軽減するためには「転職先が見つかる前に退職しない」に尽きます。
どんなに優秀な人物だったとしても、自身の市場価値以上の希望条件だったり、運悪く自身にあった求人が出てきていない可能性もあります。
ちなみに3月と9月は一般的に求人が多いと言われています。4月・10月は上期・下期のスタートタイミングであるためです。他にもボーナスが支給された後に離職する人の枠を埋めるなどあります。
どんなに優秀でも求人がなければ、転職することはできませんし、「自分なら大丈夫」と過信しないことが大切です。
仕事の転職リスク
思っていた仕事内容と違う
自分の経験・スキルが通用しない
次は仕事における転職リスクです。
せっかく転職したのに、仕事で成果を出せなくては意味がないですよね。
この転職リスクを軽減するためには「面接の質問コーナーで確認する」や「内定後に確認する」ことです。
以下のような点を確認するとよいでしょう。
- 配属予定の部門で行われている業務内容
- 自身に任せてくれようとしている業務内容
- 配属予定の部門の人員構成(人数や年代、担当業務など)
- どういった能力をもった人が活躍しているのか
企業側も入社後に「そんなはずじゃなかった」となってしまうことは避けたいですし、社外秘の内容でなければ答えてくれると思います。
人間関係の転職リスク
人間関係がうまく築けない
前職の人間関係が悪くなる
まずは「人間関係がうまく築けない」について。
こちらも仕事の転職リスク同様に「配属予定部門についての確認をする」ことが有効です。「配属予定部門を見せてもらう」もやることで、どんな人たちが働いているのかの雰囲気を肌で感じることができます。
次は「前職の人間関係が悪くなる」についてですが、「辞め方」が重要です。
一番揉めるのは退職日(タイミング)です。以下の点に注意するとよいでしょう。
- 退職するまでの期間(現在の業務を投げ出さない)
- 引き継ぎをちゃんとやる(マニュアル化など)
- お世話になった人に挨拶する
転職先の企業が求めるタイミングと現職の企業が求めるタイミングが合わないことは多々あります。うまく折り合いがつくポイントを探る必要があります。
それでも合わなかった時は「転職先の企業を取るか、現職の企業を取るか」を、転職の目的を踏まえて自身で決める必要があります。
就業環境の転職リスク
会社・社風に馴染めない
働き方の融通が利かない
勤務時間が長くなる
次は就業環境についてです。
こちらも仕事の転職リスク、人間関係の転職リスク同様に面接で確認しましょう。
「会社・社風に馴染めない」は1次面接から最終面接までに出てきた面接官から雰囲気を感じ取りましょう。ここは自分の感性を信じるしかないです。面接される側ではありますが、逆にあなたも企業を面接する側であることを意識しましょう。
「働き方の融通が利かない」と「勤務時間が長くなる」は聞きづらい質問かもしれませんが、以下のように聞いてみるとよいでしょう。
「現職ではリモートワークができましたが、御社ではいかがですか?」や「現職では週に○時間ほど残業していましたが、御社では平均どれくらいですか?」など現職を引き合いに出すことによって確認するとよいでしょう。
キャリアの転職リスク
給与が上がらない
失敗したらキャリアに傷がつく
昇進・昇格しない
仕事を通じた成長がない
最後はキャリアに関する転職リスクです。特にキャリアアップをするために転職活動をしている人にとっては一番気になるところでしょう。
まず「給与が上がらない」についてですが、これは会社自体の平均年収を調べてみましょう。同じ能力・結果であっても、どういった業界や会社に入るかで変わってきます。給与を上げること、もしくは維持しようとしているのであれば、事前に調査しておきましょう。
転職エージェントに聞く、口コミサイトを確認するなどの方法で調べることができます。
「昇格・昇進しない」と「仕事を通じた成長がない」を実現するためには、あなた自身が入社後に結果を出したり、今まで経験したことがないことにチャレンジできることが必要です。
これを確認するためには、面接官たちに注目する必要があります。
昇格・昇進したい人は、面接官(入社後は上司)を上回る、もしくは同等のレベルまで行くことができそうなイメージを持てるのかをチェックしましょう。
また、仕事を通じた成長をしたい人は、面接官や会社が挑戦する文化なのかを確認するとよいでしょう。
転職先を決める前に確認しておいた方がよい口コミサイト
面接官も面接で自社の悪いことを積極的にいうことはありません。また、転職エージェントも会社やアドバイザーによっては、どこでもよいので転職させることをゴールにしているような会社もあります。
よって、第三者の意見にも収集しておいた方がよいですが、自分で収集しようと思うと大変です。それを簡単に解決してくれるのが「口コミサイト」です。
有名どころに転職会議というサービスがあります。
- 国内最大級100万件以上の転職口コミ情報(企業数は16万以上)を掲載
- 会員数は500万人以上なので、日本中の企業の口コミが集まっている
- 会員登録すると48時間、転職会議内の企業口コミが見放題、在籍した企業の口コミを投稿すると、最大90日間企業の口コミが見放題
運営会社のリブセンスは、東証一部上場企業ですし、サービスの運営体制やセキュリティ面などでも安心ができます。
転職会議の利用を検討してみてください。
まとめ
転職リスクの確認とそれらに対する対処方法について解説してきました。
この記事で解説してきたように、ある一定のリスクは回避することができますが、リスクをゼロにすることはできないことが多いです。最終的にはリスクとリターン(転職しないリスクとも言える)を天秤にかけて、決断する必要があります。
それは転職にかかわらず、新しいことにチャレンジする際にも言えます。過剰にリスクを回避しようとすると、大きなリターンを得ることができませんし、リスクとリターンのバランスをうまく取れるビジネスパーソンを目指していきましょう!
そして、ビジネスでうまく成功させるためには、周囲の力をうまく活用することも大切です。転職活動においては、「転職エージェント」や「転職会議のような口コミサイト」がそれにあたります。
最後に、親身に相談に乗ってくれる転職エージェントを紹介します。
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