わからないことは「検索力」で乗り切る

仕事術

仕事や勉強をする際にわからないことがあれば調べる必要がありますが、世の中の情報量は日々増え続けているため「検索力」の重要性が高まっています。「検索力」が成果を左右すると言っても過言ではありません。

4年前に優秀なエンジニアとランチを食べている時に「なんで優秀なの?」と質問をした時のことです(質問が雑ですね 笑)。

わたし
わたし

なんで優秀なの?

エンジニア
エンジニア

優秀かどうかはさておき検索力ですかね

わたし
わたし

どういうこと?

この話の続きは、記事の最後に書きます(そんなに引っ張ることでもないけど 笑)。

検索対象である情報量が増加している主な理由は「グローバル化」「インターネット」です。今後も「IoT」「5G」「AI」などで、その勢いは加速する一方です。

そんな多くの情報を全てを把握するのは無理だし、しようとするのは無謀です。

この記事は情報収集に時間がかかってしまい、仕事がなかなか進まなくて困っている人の「検索力」を高めるために書きました。

自分が探そうとしている情報を整理する

情報を検索をする前に「自分が探そうとしている情報を整理する」必要があります。

ここができていない人が多いと感じます。自分が調べたいことが何かがわかっていないため、探すことができないんです。

知りたいことを分解する

すぐに答えにたどり着けた時は意識する必要ないですが、答えが見つからなかった場合は探し方を見直す必要があります。

そこで役に立つのが「ロジカルシンキング」です。知りたいことの要素を抜け漏れなく分解することで、どんな要素について調べないといけないかがはっきりとします。

そのためには「ロジックツリー」を活用してみるとよいでしょう。

とある商品の名前を忘れてしまい、それを調べたいという例で解説していきます。

  • 商品の利用者は誰か
  • 商品はいつ使うのか
  • 商品はどこで使うのか
  • 商品で何ができるのか
  • 商品をなぜ使うのか
  • 商品はどのように使うのか

これを見て気づいた人がいるかもしれませんが、5w1hで分解しています。分解することで、検索する際のヒントが増えていきます。これで探し出せない場合は分解した理由を掘り下げていくか、別の切り口で分解していきます。

このようなフレームワークをできるだけ多くインプットしておくことで、要素を分解する力が高まります。

ここができるようになると「質問力」が高まり、他の仕事でも力を発揮しやすくなります。

その情報がどこにあるのかを考える

自身が探している情報を具体化できたら、次は「その情報がどこにあるのかを考える」必要があります。

そこで役に立つのが「想像力」が必要です。知りたいことがどこにあるのか、誰が知っていそうなのかを想像することが大切です。

ここでも「ロジックツリー 」が活躍します。

  • 社内にある情報
    • マニュアル化された情報
      • 全社公開
      • 特定部門限定
    • 属人化された情報
      • 上司
      • 先輩
      • 同僚
  • 社外にある情報
    • 一般的な情報
    • 業界特有の情報
      • 公開情報
      • 専門家
      • 特定企業

分解する切り口は無数にありますので、皆さん自身でも考えてみてください。

想像力を高める方法の一例もご紹介しておきます。

  • 想像する機会を増やす
    • とにかく考える(のの記事の内容など)
    • 相手が何を考えているか想像する
    • 小説を読み、情景を思い浮かべる
  • 知識(引き出し)を増やす
    • 自身の仕事の専門性を高める
    • 本やニュースで情報を得る
    • 他人の意見や考え方を受け入れる

情報の探し方について

ここまで来れば、次は「情報をどうやって探す」のかを考えます。

前述の「社内にある情報」と「社外にある情報」という切り口で、それぞれについて解説していきます。

社内情報の「検索力」とは?

先に記載したように「マニュアル化された情報」と「属人化された情報」によって異なります。

マニュアル化された情報

社内のどこにどんな情報があるのかを覚えましょう。

社内のサーバーにあるのか、書類倉庫にあるのかなど知っておくだけでも探す時間を大幅に短縮できます。会社としてそういった情報が整理されていない場合は、あなたがまとめる土台をつくることで周囲から感謝されるかもしれません。

属人化された情報

これを入手するためには社内の人脈を築きましょう。社内情報通の人とつながるか、自分自身が社内情報通になるのか方法はありますが、自身にあった方法を選択してみてください。

もし、可能なら自身が社内情報通になった方が、いろんな人から聞かれることによって接点が増えますし、情報が集まりやすくなるのでオススメです。

社外情報の「検索力」とは?

先に記載したように社外情報には「一般的な情報」と「業界特有の情報」の2種類があります。

一般的な情報

これはGoogleなどの検索エンジンを利用すれば、多くの場合において解決します。

ググれカス」なんて言葉があるくらいですから、わからないことはGoogleで確認しましょう。上手なGoogleの検索方法のリクエストがあれば、記事にします。

業界特有の情報

こちらは「公開情報」「専門家」「特定企業」の3つを挙げていました。

公開情報については同様にGoogleを活用すれば解決します。他の方法としてはtwitterなどのSNSで検索するのも業界によってはオススメです。

専門家については、twitterなどでつながるか、リアルな接点を持つことで聞ける関係構築をすることです。希少性の高い情報であればあるほど、調べることは困難になりますので、人脈形成をすることは重要です。

ちなみに人脈構築するためには、あなた自身も誰かに価値提供できる人である必要がありますので、自分の専門性を磨く必要があります。

最後に特定企業については、専門家と同様の方法に加え、お金を払うことで入手することができる情報もあります。ただし、競合企業しか持ち得ない情報だった場合は、開示してもらうことは難しいので検索でどうにかできる問題ではないため諦めましょう。

まとめ

「わからないことは「検索力」で乗り切る」はいかがでしたでしょうか?

まとめるとこんな感じです。

  • 自分が探そうとしている情報を整理する
    • 知りたいことを分解する
      • 質問力を磨く
      • ロジカルシンキング
    • その情報がどこにあるのかを考える
      • 想像力を磨く
  • 情報の探し方
    • 社内情報の「検索力」
      • マニュアル化された情報
      • 属人化された情報
    • 社外情報の「検索力」
      • 一般的な情報
      • 業界特有の情報

最後に、冒頭のエンジニアとのやりとりの続きです。

エンジニア
エンジニア

自分が知りたい情報って、ほとんどネットで探せるんですよ

わたし
わたし

なるほど

エンジニア
エンジニア

ググったり、twitterで知りたいことを発信している人をフォローしたりしています

私もこのエンジニアと同じことをしていましたが、それを「検索力」と表現する点、意識的に行っている点が面白いなと感じたので、ずっと記憶に残っていました。

そのエピソードに肉付けして、この記事ができました。

日常の出来事からも学び・気づきを得ることができます。皆さんも考える習慣を身につけて「想像力」の向上に努めましょう!

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