「強み」と「弱み」のどちらを強化するべきか?
あなたは普段どちらに力を入れていますか?
多くの人が「弱み」を及第点に持っていくことに時間を割いていないだろうか?今まで私もその一人でした。小学校、中学校、高校(、大学も)の学校教育では能力を測るために、多くのケースにおいてテストが用いられます。テストには答えがあり、最高で100点です。
しかし、ビジネスの世界においては答えのある問いはほとんどありません。そして、その問いを求めるための能力にテストのような100点と言う上限値はありません。
それなのに最高が100点の教育を10年以上も受けてきたものだから、どうしても弱みを補うために力を裂きがちです(会社の評価制度がそうなっているところもあります)。
そんな人にお薦めしたい書籍がストレングスファインダー2.0です。
ストレングスファインダー2.0
Amazonの内容紹介ページには以下のように書いています(一部抜粋)。
「才能を隠してはならない。それは、使うためにつくられたものだ。日陰に置かれた日時計にいったい何の意味があるだろう」(ベンジャミン・フランクリン)
皆さんは毎日、自分の強みを使うチャンスがあるだろうか。おそらくないだろう。多くの場合、才能は未開発のままだ。ゆりかごから職場まで、私たちは強みを伸ばすよりも欠点を直すために多くの時間を割いている。
人が才能や強みなど「その人の良いところ」を見出すには、まず、それらについて自分自身やまわりの人たちに説明できるように「言語化」する必要がある。2001年に出版し、人々が持つ「34の資質」を明らかにした『さあ、才能に目覚めよう』は国内で累計50万部のベストセラーとなり、世界中で話題となった。あなたの強みを「見える化」してくれるツール〈ストレングス・ファインダー〉を使って「トップ5の資質」を発見した人の数はいまや数百万人に及ぶ。
(中略)
新版となる本書では、「その資質をどう使えばあなたの武器になるか」「どうすればその資質を持つ人たちを活かすことができるか」といった「強みの活かし方」にフォーカスする。34の資質ひとつひとつについて、それぞれ10項目の〈行動アイデア〉と3項目の〈人の活かし方〉を解説する。資質や才能はダイヤモンドの原石であり、それを活かしてこそ、光り輝くダイヤモンド、すなわち強みとなる。
強みを見つける
この書籍を購入すると自身の資質を明らかにしてくれるウェブテスト(性格診断みたいなやつ)を受けることができます。ちなみに書籍ではあるのだが、そんなに読むところはない。
テスト結果で自身の資質(才能)が上位5つが出てくるので、それがどう言った才能なのか、どう活かしたらいいのか(職業だったり、職種だったり)を解説してくれている本です。
人によって得られる結果の異なる書籍なので、書評などが難しい。具体的にどんな情報が得られるのかを説明するために、私がテストした結果をご紹介します。
管理人のテスト結果の紹介
テスト結果のサマリ
私は実行力、人間関係構築力に強みを持っていることがわかります。
ちなみに、このテストをしたときは38歳でしたが、実はその5年前くらいにもテストを実施しています。多少の順位変動はあったものの大きな変化はありませんでした。
テスト結果は「あー確かに!」って言う感じでした。受験した年齢も30歳を過ぎていましたし、自分自身の強みや弱みを把握していたため、意外性はありませんでした。しかし、改めて自分を振り返る機会にはなりました。
もっと若い時に受験したかったなぁと感じました。
管理人が強化すべき上位5項目(≒才能がある項目)
全34項目もあるため、全ての項目の説明文を掲載すると長くなってしまうため、上位5位までの説明をしようと思います。ちなみに書籍を購入してテストを受けた後にわかる強みは上位5位までです(上位5位までわかる書籍代が2000円、後から残りの29項目を知りたい場合は追加で5000円弱を払うことでわかります。
1. 個別化
「個別化」の資質が高い人は、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。
2. 調和性
「調和性」の資質が高い人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。
3. 分析思考
「分析思考」の資質が高い人は、物事の理由と原因を追求します。状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる能力を備えています。
4. 責任感
「責任感」の資質が高い人は、一度やると言ったことに対して、心理的に責任意識を持ちます。正直さや忠実さなどの普遍的価値を大切にしています。
5. 親密性
「親密性」の資質が高い人は、他の人たちとの緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。
初めから全34項目を知りたい場合は、こちらのページから受験すると1000円程度お得になります。
あとがき
ストレングスファインダーは実際に受験して、自身の結果を見てみないとあまり実感少ないかもしれません。
私自身も会社の同僚に紹介されたときは、あまりピンときていませんでした(笑)
私が受験後に「これは使える!」と思ったので、自身が管掌していた部門で30名以上に受験してもらいました。みんな自身の強みを知ることができ、どういった才能を強化すべきかがわかったので好評でした。
また、部署内で結果を共有し合うことで、お互いの強み(才能)を把握することで、どんな仕事を任せるべきなのかを決める指針にも使えるのでマネージャーの方はチームでの受験を検討してみてはいかがでしょうか?
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