仕事で成果を出せる人は『やり抜く力』を持っていると言われています。
この『やり抜く力』はGRIT(グリット)と呼ばれており、以下の4つの単語の頭文字の造語です。
- Guts(度胸):困難なことに立ち向かう
- Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける
- Initiative(自発性):自分で目標を見据える
- Tenacity(執念):最後までやり遂げる
詳細を知りたい方は【成功者の必須条件】グリット(GRIT)とは?「やり抜く力」に世界が注目(外部サイト)を参考にしてみてください。
これらの要素が重要なのは皆さんもお分かりいただけると思います。これらの資質をできることなら身に着けるに越したことはありません。
しかし、数百人の部下を見てきて思うのは、誰もが身に着けることは難しいなと感じています。
その理由は、これまでの人生の経験に基づく価値観が邪魔するため、それを上書きできる経験をしないと変わることができないからです。
ただ、「難しい」で終わってしまってはあんまりなので、別の手段で『やり抜く力』を代替する方法について考えてみました。
別の手段で『やり抜く力』を代替する方法
Guts(度胸)を代替する
困難なことに立ち向かうために必要なGutsですが、困難を減らすことでやり抜けるようにしようという発想です。
そのための方法は以下の通りです。
- 能力を高めて、困難と思うハードルを下げる
- 要素をできるだけ分解し、困難ではなく見せかける
Resilience(復元力)を代替する
失敗しても諦めずに続けるために必要なResilienceですが、失敗を減らすことでやり抜けるようにしようという発想です。
そのための方法は以下の通りです。
- 能力を高めて、困難と思うハードルを下げる
- 周囲の力を頼ることで、成功率を高める
Initiative(自発性)を代替する
自分で目標を見据えるために必要なInitiativeですが、(以下略)
- 高い目標を目指す環境に身を置く
Tenacity(執念)を代替する
最後までやり遂げるために(以下略)
- 要素をできるだけ小さくして、ゴールを近くに設定する
まとめ
仕事の成果を左右する『やり抜く力』を他の手段で代替するはいかがでしたか?
まとめるとこんな感じです。
- 能力を高める
- 要素をできるだけ細かく分解する
- 周囲に頼る
性格や資質を変えることは難しくても『やり抜く力』の要素をカバーすることはできます。ただし、上記の3つで代替するにしても、簡単にできることでもありません。
例えば、「周囲に頼る」と言っても、ただの他力本願な人に手を差し伸べてくれる人はいません。周囲を巻き込むためには、自身の熱意を伝えたり、相手にメリットを感じさせるような交渉が必要です。
人生、裏技的な抜け道はそうそうありません。
そして、もうひとつお伝えしたいことは、一つのやり方や考え方が自分に合わないからといって、自信を失う必要はないということです。必ず、自身にあった解決策はあります。思考停止せずに考え続ける習慣を身につけましょう!
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